SD科学について

ご挨拶

当社は、化成品分野において各種水系エマルジョン、スラリー等の粉体化加工の受託(スプレードライ法による連続乾燥生産)を行っています。

工程は簡単なのですが、液体には個体差があり、また季節によって水温や気温、湿度などが変わるため、ポンとスイッチを押せば、あっという間に品質の安定した製品が出来上がる、ということはほとんどありません。

創業時は、設備はあるもの運転ノウハウ、保守管理、人材など全てにおいて十分ではなく、お客様のご支援をいただきながら現在の生産体制を構築して参りました。
この時の苦労や、お客様への感謝の気持ちを忘れないように過去の生産記録を時々見返すようにしております。

私たちのご提供する受託加工という仕事は、毎日同じ製品を作り続けるのとは異なり、
品種切り替え時の設備の洗浄と前生産品の異物の混入対策が大切であると考えています。

当社の設備は一般的なスプレードライヤーよりも生産能力に対してコンパクトに設計されており、粉だまり箇所が少なく、また配管内部を洗浄できるように独自の洗浄口を設けており、全ての洗浄において目視による残留異物の確認を行っております。これにCIP(定置洗浄)を組み合わせることで、いつでも同じ品質の洗浄を行うようにしています。

品種切り替え時の異物混入対策のほかに生産時における異物混入対策として、捕集効率99.97%以上HEPAフィルターを採用し、乾燥熱風への粉塵の混入を軽減させています。

設備洗浄の客観的な評価について、現在はまだ定性的な評価項目であり数値評価まで達成できておりませんが、今後は洗浄度の見える化を推進し、「お客様にご満足いただける製品を提供する」取り組みをこれからも続けてまいります。

株式会社SD科学
代表取締役 社長 田端 宣彦

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